近鉄八木西口駅からちょっと歩いたところに、昔ながらの町並みが残っている今井町があります。
かつて「大和の金は今井に七分」といわれるほど繁栄した町なんだそうです。
エリア1500軒のうち500軒ほどが昔のまま残っているそうです。
こういう町並みが残っているということは、この年になるまで知りませんでした。
八木西口駅を降りると、駅の駐輪場からして昔風の作りになっています。
南の方に歩くと、赤い蘇武橋があります。
橋を渡ると、そこは江戸の町並みが広がっています。
川沿いに「蘇武井」があります。
仏壇屋さんの建物は、普通の街並みにあると古い建物になりますが、今井町にあると、新しい建物になります。
まず、今井まちなみ交流センター 華甍という、観光案内所のようなところに行きます。
この建物は、明治36年(1903)高市郡教育博物館として建設され、昭和4年から今井町役場として使用されていました。
今井町の歴史を詳しく解説する資料館として公開されています。
今井町の町並みのジオラマが再現されています。
こんな鬼瓦も陳列されていました。
観光案内ビデオが、ホラー仕立てになっていて、観光案内職員である謎の美女が案内してくれます。
なぜ知名度が低いのかわからない、と自虐的に紹介が始まりました。
では、今井町を散策しましょう。
春日神社でお参りします。
奉納された絵が飾ってあります。
昔のまま、江戸時代以来の伝統様式を保った建物がひしめいています。
よく見ると、新しく建てた家も、周囲ににあわせ、統一したデザインで建ててあります。
家の前に野菜が並んでいるなと思ったら、八百屋さんでした。
ここまで町一帯となって、当時の雰囲気を残しているところって初めてです。
今井町を散策した後は、八木町へ行きます。
ワタクシ的には、八木って近鉄の特急が止まって、西大寺に行く線と橿原神宮に行く線との乗換駅、ぐらいの認識しかなかったところです。
古代は、都のあった大和と、大陸への玄関港になる難波の津を結んでおり、京都、大和、紀伊、伊勢をつなぐ、交通の要所なんだそうです。
初めて訪問します。
先ほどの蘇武橋を渡って、JR畝傍駅の前から行くことにします。
銘品店アサヒフードという建物があります。なかなか香ばしい建物です。
よく見ると、アサヒフードの文字の右側に、
パルナスと書いてあったのが消してます。
廃墟っぽい建物がありました。
途中、近代建築があります。
ジュール フェリエです。昭和三年(1928)旧六十八銀行八木支店として竣工。イオニア式の円柱を配するルネサンス風の造りなんだそうです。奈良県南部に現存する最古の鉄筋コンクリート造りの建物です。
JR畝傍駅です。昭和15年の紀元2600年祭式典に合わせて造られ、橿原神宮と同じ総白木造が特徴です。皇室の休憩用として重厚な雰囲気が漂う貴賓室(非公開)も設けられているそうです。
八木町は、この交差点のところがメインです?
丸い郵便ポストも残ってます。
交差点の北東角に、八木札の辻交流館。18世紀後半~19世紀前半頃に建てられたと考えられているかつての旅籠です。
北西の角に、平田家住宅。
近世には「きわらや」という屋号で旅籠としてにぎわっていました。
南西の角は、近代建築です。
北に少し歩くと、芭蕉句碑があります。
河合源七郎家住宅。
初代河合源七郎によって、明治20年代後半に町屋として主家を建築、さらに大正時代に、離れ座敷や茶室が増築されました。平成21年に登録有形文化財に登録されています。
河合家住宅。
天保13年(1842)、八代目の河合庄九郎の頃に「絞り油屋」を営んでおり、建物自体があったと推測されています。平成21年に登録有形文化財に登録されています。
八木駅へ向かう途中にもいろいろ建物があります。
八木駅前名店街。
近鉄八木駅の高架下に広がる商店街です。
田辺胃腸薬って、まだ売ってるんだろうか?
緑色をした橿原市営駐車場です。独特の雰囲気があります。
<今井町> 出典: フリー百科事典『ウィキペディア』より抜粋 今井町(いまいちょう)は、奈良県橿原市の中部に位置する地区で、1~4丁目からなる。戦国時代の寺内町が原型となり、全建物数約1500棟弱のうち、約500棟の伝統的建造物があり、全国で最も多い地区となっており、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。また、国の重要文化財が9件、県指定文化財が3件、市指定文化財が5件あり、2017年(平成29年)4月28日に日本遺産に認定された。
重要文化財9件12棟、奈良県指定有形文化財3件11棟、橿原市指定文化財5件6棟。今井町は1993年(平成5年)5月、橿原市の条例に基づき伝統的建造物群保存地区となり、同年12月、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された。
2007年7月、テレビ東京系列の放送の出没!アド街ック天国の「懐かしい風景が残る街」で1位になった。
2013年4月には、飛鳥川整備事業の一環として親水公園「今井蘇武橋公園」が開園。公園内には聖徳太子が馬に水を飲ませたと言われる井戸である「蘇武井」が二つ残っている。
<橿原市立今井まちなみ交流センター「華甍(はないらか)」 >(県指定有形文化財)
- 旧高市郡教育博物館。
1903年(明治36年)に建てられ社会教育施設として、重要文化財旧帝国奈良博物館本館に次ぐものである。その後、1929年(昭和4年)より今井町役場として使用されていた。
現在は、今井観光案内の拠点となっており、今井町の歴史を詳しく、わかりやすく解説する資料を集め展示している。展示コーナー・映像シアター・今井町のジオラマ模型・図書閲覧室や町並み保存運動紹介のコーナーがあり、今井町の歴史をさまざまな角度から知ることができる。
入館無料。月曜日(祝日の場合翌日)年末年始(12月25日~1月5日)休館。有料駐車場完備。
じゃ、又ね
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コメント
ひびき
でも、遠足では、必ず行くけど。
2022/01/06 URL 編集
やさい
良い雰囲気ですね。
やはり昔ながらの木造 白壁落ち着いた雰囲気素晴らしいですね。
この様な街並み 大切にしてほしいですね。
素敵な画像ありがとうございます。
2022/01/06 URL 編集
Pochi
奈良の中でも、今井町は、存在すら知りませんでした。
2022/01/06 URL 編集
Pochi
2022/01/06 URL 編集