山手幹線の都賀川の西に「南京亭かたせ」というお店があります。
ずっと気になっていたのですが、コロナ(COVID-19)の緊急事態宣言やマンボウのときには営業を停止していたので、なかなか食べに行けませんでした。
緊急事態宣言が終わり、ようやく食べに行ってきました。
店の前のランチメニューに、南京亭定食とかスペシャル定食とかがあります。
L字カウンターと、テーブルが4つ5つあるお店です。10人ぐらいの個室もあります。
カウンターに座ります。
ランチメニューには定食類の他、うどんや丼などが並んでいます。
南京亭定食 750円とスペシャル定食 800円が気になります。
メニューをよく確認すると、唐揚、ライス、サラダ、キムチが共通しています。
南京亭定食は、共通メニューとラーメン。スペシャル定食は共通メニューと、エビフライ、半ラーメンです。
両者の価格差は50円、ということはエビフライが50円と思ったのですが、よく見ると違います。エビフライとラーメン半分の差が50円のようです。半ラーメンにエビフライがつくより、フルサイズのラーメンの方が食べたいので、南京亭定食を頼みます。
やってきました。
ラーメン、唐揚、ごはん、キムチの定食です。唐揚のさらにはキャベツの千切りが添えてあります。
白湯スープのラーメンです。
昔ながらのよくあるラーメンです。昔って、麺のかためとか注文する概念すらなかったな。
鶏の唐揚は見るからに胸肉です。かじって確認しますが、やはり胸肉でした。
キムチはどうしましょう。ちょっとすっぱめのキムチです。
ラーメンに投入し、キムチラーメンにしました。
キムチラーメンって、考えるとむちゃくちゃだな。大陸と半島の合作です。
海外で、和食の作り方がむちゃくちゃである、という批判がよくあります。日本での味に慣れているととんでもないものが出てくるそうです。
しかし、逆に海外からの視点で見ると、日本でも舶来の食べ物を、これでもかと言うぐらいひねくり回して変化させています。
ラーメンとかカレーが、その良い例です。
欧風カレーとか言っていますが、ヨーロッパでカレーライスを食べる習慣は無かったのです。これはどう考えてみても日本風カレーライスです。
欧風カレーという名の日本食でございます。
ラーメンも、日本では大いに変化しています。醤油、塩、味噌ぐらいの種類しかなかったのに、トンコツが全国制覇し、そのあとはなにがどうなっているのか分からないぐらい、いくつものラーメンの系統ができています。
ラーメンにのせるチャーシューもそうです。日本では、スープをとった後の豚肉を廃物利用した「チャーシューという名の煮豚」がはびこっています。煮豚を炙って焼豚風にしている店まであって、ややこしいことこの上ありません。
どこがチャーシューやねん、ってつっこんでも、なにを言っているのだ、これがチャーシュー以外のなにものなんだ、という目で見られるぐらい「チャーシューという名の煮豚」が定着しています。
担々麺も、本来は汁無なのですが、日本では汁そばの上にミンチがのっているものが主流です。これは、陳健民が中国の担々麺を日本でアレンジして作り出した日本独自の食べ物です。
台湾ラーメンもそうです。台湾ラーメンというのは、立派な
名古屋飯です。台湾では食べられていません。
味仙の台湾人店主が日本で作り出したラーメンです。
でも、ベトコンラーメンは広まらないなぁ。ワタクシは、台湾ラーメンよりベトコンラーメンの方が好きなのに。
そんなことを考えつつ、食べ終わりました。
住所 兵庫県神戸市灘区水道筋1-1-4
TEL 078-881-8554
営業時間 11:00~14:00 17:00~22:00
交通手段 摩耶駅から582m
じゃ、又ね
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コメント
SAM
でも、仰るように、カレーやラーメンも同じですね。日本のアレンジ料理がいつの間にやら日本料理になって…。元の国の人が喜んで食べる!? 考えてみればおもしろいモンです。
ベトコンラーメン?
知らなかったので調べてみたら…。なるほど…。のれん分けで広がっていたのですね。一度食べてみたいです。
2021/11/07 URL 編集
やさい
やはり そのお国に合うお味になって行くのでしょうね。
姿 形もお味も変わって それ何って思う方もいらっしゃるでしょうね。
2021/11/07 URL 編集
Pochi
面白いものです。
2021/11/07 URL 編集
Pochi
2021/11/07 URL 編集